先日の”おやじの言い分[LINK]”で少し書かせてもらったが,もう少し掘り下げてみる。
このようにブログを書き始めて,本当に実感したことは,私の子供に対する認識不足の数々である。
とにかく,知らなかったことだらけだ。
世のお父さんはどうなんだろう。
因みに,私は,自分では長男誕生から,数年は,いいかげんな父親であった。休日は,子育てを妻にまかせ,自分だけ,息抜きに外出。
妻は,一人で,乳飲み子の世話をしていた。
そんなことはだめだと諭され,育児に全面的に参加しだしたのだが,食物アレルギーに対する向き合い方については,妻のみが全面的に悩み,どのように付き合い,そして克服していくかを必死に考え悩んでいた。
確かに,妻の職業は薬剤師であるのだから,アレルギー・薬に対する知識は,私がどうこういえるものではないので,妻に従う身にあるのだが,協力体制としてどうだったかと思い返すと,全くだめだった。
協力どころか,抵抗勢力のような存在であったような。
それを一変させたのは長男のアナフィラキシー。
何気ない夏の朝の食卓。トーストにピーナッツクリームを塗り食べていると,長男が口の中がかゆい。と言い出した。
なんだかいつもと様子が違うので服を脱がして体を見ると全身蕁麻疹。小児科へ連れて行き,注射を打ってもらい何とか納まったが,自宅に戻ってきても,蕁麻疹は治まらないので,水風呂に入れて,体を冷やして,かゆみを抑える,嘔吐するなどなど,大変でした。
この一件が起こってからは,ピーナッツは絶対に除去しなければ命にかかわることがわかりました。
自分達はもちろん,周りの人に対しても,周知してもらう為,おじいちゃん・おばあちゃん・保育園にも説明してピーナッツの除去の徹底を行ないました。
しかし,また起こってしまったんです。
私の母親が,長男と車で外出中に与えたお菓子にピーナッツが含まれていて,まずはいつものように口が痒いとうったえ,それから,また全身蕁麻疹。今回は,気管支もはれてきたようで,呼吸も苦しそう。
急いで,病院に連れて行き,事なきを得ました。。
とにかく命にかかわることなので,妻は,あれほど言っておいたのにと祖母に対して激怒。しかし,認識の乏しい祖母は,
嫁がそんなに怒るので,気に入らない様子。
。
,それから,祖母と,私達の関係はギクシャクしたものになってしまいました。
アレルギーの本当の怖さは自分達だけが注意してもだめ。
第三者によって引き起こされることがある。
もし,私達両親が近くにいなかったら,処置が遅れたら,命にかかわることがある。本当に恐ろしいものなんだと。
とにかく,どんな状態においても最悪の事態だけは避ける方法を模索することになりました。